表現とプログラミング

プログラミング教室では、必ずと言って良いほど「Scratch(スクラッチ)」のコースがありますね。小学校でScratchが必修化になるわけではないのに、どうしてみなScratchを学習するのでしょうか。

「小学生からはじめるわくわくプログラミング2」の著者であるScratch日本語版の翻訳者:阿部和広先生は、この本の冒頭で「表現とプログラミング」について書かれています。

アプリを使えば、コンピューターで簡単に絵を描いたり音楽を奏でたりできます。でも、もし自分が表現したいものがアプリの機能に無かったら?

表現するのを諦めるなんてもったいない!無い機能は、作ればいいじゃない?

アイディアを制限に縛られず表現できる手段となる「プログラミング」に、無限の可能性を感じます。

「小学生からはじめるわくわくプログラミング2」のレビュー

以前、「小学生からはじめるわくわくプログラミング」のレビュー記事を書きました。

これがメチャクチャ面白かった(勉強になった)ので、続編である「小学生からはじめるわくわくプログラミング2」を購入しました。

Scratch3.0に対応しているのか?

本の表紙には、Scratch 2.0 対応とあります。Scratch3.0は、ステージの位置がScratch2.0 と大きく異なりますが、Scratch3.0でも問題なくこの本のプログラムを作成できましたので安心して下さい。

実写コマ撮りアニメ

パソコンのwebカメラを利用してコマ撮りアニメを作ります。

※Scratch3.0のカメラのアイコンは、コスチューム(背景)タブの中にあります。

画像を背景にどんどん追加して、プログラムを作成すると・・

Scratchオンラインコミュニティにあるみんなの作品が面白いので、ぜひ見てみて下さい!

多角形と星型図形

ペン機能を使って、多角形や星形図形を描きます。

※Scratch3.0のペン機能は、拡張機能になりました。「ペンを下ろす」と「ペンを上げる」のブロックは使ったほうが良いです。

①画面左下の拡張機能のアイコンをクリックします。

②「ペン」をクリックしましょう。

③「ペン」ブロックが表示されます。

図形描くのめっちゃ速い!

車窓シミュレーター

変数と演算を使って、乗り物から見える風景を表現します。

※Scratch3.0では、スプライト上で右クリックして「複製」をクリックすることで複製できます。

馬が二頭になった!

「はやさ」のつまみを移動することで、車窓のスピードが変化します。

いったい、何km出してるの!?

繰り返し模様

変数やスタンプ機能を使って、繰り返し模様を描きます。

※Scratch3.0で水玉模様の素材を作る手順は、以下の通りです。

①「×」をクリックしてスクラッチキャットを消します。

②「描く」をクリックします。

③「筆」をクリックして、筆の太さを「100」にします。

④真ん中に点を1つ描くと、水玉模様になります。

⑤「多角形と星形図形」で使用した拡張機能の「ペン」を開きます。ここに「スタンプ」のブロックがあります。

3の倍数で色が変わるプログラム。

このプログラムの完成に至るまでの過程が、とても勉強になります。

ネコジャンプ

変数を使ってジャンプをリアルに再現します。

※スクラッチキャットのコスチュームは、筆の太さ20くらいがちょうど良いです。

物体が落ちる様子をリアルに再現しています!

自動演奏装置

音ブロックを使って、自動演奏装置を作ります。

※Scratch3.0で音を選ぶには、「音」タブの「音を選ぶ」をクリックします。

※Scratch3.0でのスプライトのコスチュームの中心点は、薄いグレーで表示されています。

スクラッチキャットが触れたドラムから音が出て自動演奏してくれます!

(あんまり綺麗な音楽にならなかった・・)

どうしてScratchを学習するのか

「プログラミングが必修化になるからScratchを勉強する」という子どもは少ないのではないでしょうか。きっと、遊んでみて楽しいから「やる」のです。

プログラムを作って親や友だちに見せたときに「凄いね!」って言ってもらう、完成した作品が自信となり、自己表現の手段になる・・

子どもたちは、そういったことを自然と体感しているのだと思います。

ScratchはMIT Media LabのLifelong Kindergarten Groupによって開発されました。https://scratch.mit.edu/を参照してください。