周辺機器で、マイクロビットがもっと楽しくなる

マイクロビット単体で遊ぶのには飽きてしまった、もっと電子工作的要素を取り入れてレベルアップしたい!という人におすすめなのが、Seed Studio(シードスタジオ)の「Grove Inventor kid for microbit (マイクロビット周辺機器キッド)」です。価格は6,480円(税込)と高いですが、9つのGroveモジュールとマイクロビットUSB、クリップ付コードが入っているのでマイクロビット周辺機器をいろいろ試してみたいという人にはお手頃なのではないでしょうか。

箱を開けると、英語のプロジェクトマニュアルが入っていました。

薄い冊子で、写真やイラストが多めです。小中学生向けかな?と思われます。

Groveとは?

このキッドは、ハンダ付けをしなくても電子部品を繋ぐことが出来ます。Groveは、Seed Studio(シードスタジオ)が開発した差すだけでマイクロビットとセンサーやモジュールを接続することが出来るシステムです。差込口(端子)に凹凸があるので、初心者でも向きを間違えることなく扱えるのが特徴です。

マイクロビット周辺機器キッドを使う時の注意点

マイクロビットの出力電圧は約3.0Vなので、単3乾電池をマイクロビットに繋いでGroveモジュールキッドを接続すると電圧が高すぎてGroveモジュールキッドが誤作動する可能性があります。単3乾電池で電力を供給するのではなく、マイクロUSBポートでマイクロビットとパソコンを繋いで電力を供給するようにしましょう。

Grove Inventor kid for microbitの中身を見てみよう

マイクロビット周辺機器キッドの中身をひとつひとつご紹介します。

 Grove Shield for micro:bit(シールド)

マイクロビットとGroveモジュールを繋ぐシールドです。マイクロビットにはGroveインターフェイスが無いので、シールドが必要になります。

Grove-Rotary Angle Sensor(P)(角度センサー)

センサーには、10kオームの抵抗があります。回転ノブを回すと、抵抗の値が変化します。出力信号が変化する角度(0~300)によって変わることで、音量やモーターの速度などをコントロールすることが可能になります。

マニュアルのプロジェクト3は、角度センサーとマイクロボットLEDの棒グラフを連動させます。

Grove-Speaker(スピーカー)

スピーカーは、車のクラクション・ドアベル・イグニッションなどを鳴らすことが可能です。入力信号の周波数を変更することで、出る音が変わります。半固定抵抗器の角度を変えることでボリュームが調整出来ます。

マニュアルのプロジェクト4では、マイクロビットとスピーカーを繋いで音階やメロディを出します。

Grove-Ultrasonic Ranger(超音波距離センサー)

超音波センダーは、物体に触れることなく距離を測定することが出来ます。距離が変化すると異なる音や光が出るプロジェクトを作るときなどに使えます。

プロジェクト6では、超音波センサーに物体が近づくとマイクロビットのLED表示が変わる装置を作ります。

Grove-Light Sensor V1.2(光センサー)

光センサーは、いろいろな信号を出力することが可能です。点滅やおもちゃの車を制御するなど、光レベルに応じて異なる効果を設定出来ます。

マニュアルのプロジェクト2では、光センサーで測定した照度をマイクロビットLEDの棒グラフで表示させます。

Grove-WS2812 Waterproof LED Strip-30 LEDs 1 meter(テープLED)

このテープLEDは、それぞれのLEDの色を好きなように変えることが出来ます。また、防水性があるので屋外でも雨に濡れることを心配しないで使用することが可能です。

プログラム9では、角度センサーとテープLEDを連動させてレインボーカラーに点灯させます。

Grove-Gesture(ジェスチャーセンサー)

ジェスチャーセンサーは、9つのジェスチャーを認識することが出来ます。腕を上下左右、前方や後方へ動かしたり、指で円や波の形を作ったりするなど異なったジェスチャーをすることで、楽器を切り替えたり音量を調整したりする楽しいアプリケーションを作成することが可能です。

プロジェクト5では、ジェスチャーセンサーを使ってマイクロビットに触れることなくマイクロビットのLEDを表示させます。

Grove-4-Digit Display(4桁LED表示器)

4桁のLED表示器は、時間を表示したり、ストップウォッチにしたり数字を表示する時に使います。他のセンサーの値を表示する手段としても使えます。

プロジェクト7では、マイクロビットを振ると数がカウントされる数えるマシーンを作ります。

Grove-Red LED(赤LED)

赤い光を点滅させる砲弾型LEDです。

マニュアルのプロジェクト1では、赤いLEDを制御します。

Aボタンを押すと赤いLEDが点灯して、ボタンを押すと消灯します。

マイクロビットUSB

マイクロビットとパソコンをUSBケーブルで繋いでプログラムをダウンロードする時や、パソコンからマイクロビットに電力を供給する時に利用します。

クリップ付コード

ワニ口クリップコードは、先端にワニの歯のようなギザギザが付いていいるコードです。マイクロビットと他のモノ(例えば、バナナやアルミホイルなど)と繋ぐときに使用します。

Grove モジュールを使う準備をしよう

マイクロビットにGrove モジュールを繋げる場合は、マイクロビット JavaScript ブロック エディタに「Grove PXT パッケージ」を追加する必要があります。

Grove PXT パッケージを追加する方法

①「高度なブロック」をクリックします。

②「パッケージを追加する」をクリック

③「Grove」と入力して検索をかけます。

④「grove」(画像右)をクリックすると、パッケージのダウンロードが始まります。

⑤「計算」の下に「Grove」が追加されました。これで準備完了です!

12のプログラムに挑戦してみよう!

英語のプロジェクトマニュアルには、1~5の難易度に分かれた12のプログラムが収録されています。プロジェクトが進みにつれて難易度が高くなっていくので、順番通りにクリアしていけばかなりの達成感が得られるでしょう。12のプログラムのタイトルを紹介します。近いうちにひとつずつ試してサイトにアップしていくので、興味のある人はリンク先の記事をチェックしてみて下さいね。

  1. Control the lightmicrobit(microbit(マイクロビット)の周辺機器キッド「LEDモジュール」の使い方)
  2. Sunshine microbit(マイクロビットで「光センサー」を制御してみよう)
  3. LED Bar Control(マイクロビットで「角度センサー」を制御してみよう)
  4. Music Player(マイクロビットで「スピーカー」から音を出してみよう)
  5. Gesture Recognition(マイクロビットで「ジェスチャーセンサー」を使ってみよう)
  6. Smart Guard(マイクロビットで「超音波距離センサー」を使ってみよう)
  7. Shake counter(マイクロビットで「4桁LED表示器」で数えるマシーンを作ろう)
  8. Ultrasonic Meter(超音波距離センサーに近付いた対象物の距離を測定する方法)
  9. Rainbow on The Desk(マイクロビットと角度センサーで「テープLED」の光を制御してみよう)
  10. Guardiand of The Secrets in Your Bag(マイクロビット)と光センサーで防犯装置を作ろう)
  11. Guardian of The Secrets in Your Room(マイクロビット)と超音波距離センサーで侵入者撃退装置を作ろう!)
  12. Magic Musician(マイクロビット)&バナナ!「ジェスチャーセンサー」と「スピーカー」で音楽を鳴らそう

まとめ

全てのプロジェクトを試してみましたが、個人的にはプロジェクト9のテープLEDを使ったプロジェクトが一番楽しかったです。子供の反応も良かったですよ。

シンプルなプロジェクトなので、難易度は優しいですが子供の興味が惹きにくいところが課題だと感じました。もう一工夫欲しいところですね。そこは、教える側の腕の見せ所でもあるのではないでしょうか。